CPUガバナーそれはめくるめくカスタムカーネルの世界。
なんとなくの特徴はわかっていながら、これまたあまりちゃんと調べたことがなかったので I/Oスケジューラのついでに。
個人的には “smartassV2” 推し。 ぶいつーってのがそそるよね!
CPUガバナの種類
Linuxカーネルにデフォルトで入っているのは、
- ondemand
- performance
- conservative
- powersave
- userspace
カスタムカーネルでよく見るのが
- interactive系 interactive, interactivex
- smartass系 smartass smartassV2
- minmax系 minmax, lagfree
- smartass派生 BrazilianWax, SavagedZen, scary
- hotplug (デュアルコア以上で有利)
の9種類、計14種類。こんなにあったんですね。
CPUガバナの特徴
名前だけで連想できるものや使っていて体感でわかっているものもちらほらありますね。
ちなみにわたしのThGo2では “smartassV2” をデフォルトに設定してあります。
では一つ一ついつものように見ていきましょう。
ondemand…オンデマンドはバッテリーとパフォーマンスのバランスを大事にする設定です。しかしスタンバイのプロファイルを持っていないことからスマートフォンには不向き? SetCPU等でプロファイル組めばわりと使えると思います。
performance…最小周波数と最大周波数が最大値になります。日常的に使うことはないでしょう。
conservative…ondemandよりもゆっくりした動きです。ondemandよりもパフォーマンスは落ちますが、電池持ちはUP。
スクリーンオフの時に使うといいね。
powersave…performanceの真逆、最小周波数と最大周波数が最小値になります。常用するためのものじゃないですね。
userspace…手動で完全に制御するためのガバナです。設定が面倒だし、スマートフォンで使う意味はないでしょう。
interactive…相互対話型。ondemandとconsavativeよりも少しきびきびするみたいで、わりと人気です。interactivexのほうはimoseyonによって設定できる項目を増やしたものらしいです。
smartass…interactiveをベースに変更を加えたもの。V2でより改善された模様。パフォーマンス・電池持ちのバランスが良く一番のオススメです。
minmax…最大周波数と最小周波数の二択。重いゲームをする時に有効か。lagfreeはminmaxに修正を加えたもので、中間の周波数も使うようになってます。パフォーマンス重視で電池持ちはやや悪し。
smartass派生…smartassに人気が出たので色々作られてます。V2があるのでまぁこの辺はお好みで、といった感じ。
hotplug…ガバナーがCPUの負荷に合わせ効果的に周波数を上げ下げしてくれます。動作としては ondemandにすごく近いです。最大の特徴は、CPUの低負荷低使用率時に私用されていないCPUをオフにしてくれることです。この機能により、デュアルコア以上であれば電池持ちUPの効果があります。
総括
まとめてみます。
パフォーマンス | performance > minmax > lagfree > smartass系 > interactive, ondemand > consavative > powersave | 電池持ち
ですね!バランスのいい中間あたりのものを常用して、スクリーンオフ時に電池持ちが良くなるようにプロファイルを作るといいと思います。
ちなみに今のx10 SetCPU 設定はこんな具合です。
CPUガバナの特性を理解するとより自分好みにできますね。
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[…] 追加したCPUガバナはまた隙を見て過去の記事に追記しておきます。 […]
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